今、LINE公式アカウントを活用することで、売上アップに成功した事例がたくさん生まれています。
私は、2013年から「LINE公式アカウント」を中心に、全国でセミナーや講演、運用のお手伝いを行っており、今まで200回を超えるセミナーに登壇し、企業や店舗など数多くの成功事例を生み出してきました。
なぜLINE公式アカウントを活用すると、売上がアップするのか?
LINEの専門家である斎藤元有輝がその秘密をわかりやすくお伝えします。
LINE公式アカウントの役割とは?
LINEを個人で使っている方は、たくさんいらっしゃると思いますが「LINE公式アカウント」はご存じですか?
ユニクロやソフトバンクなどの大企業はもちろん、居酒屋やカフェなどでもLINE公式アカウントを利用する店舗が増えてきました。
ユニクロなどの大企業の場合、LINE公式アカウントで配信する情報は、セールの情報がほとんどです。
しかし、小さなお店の場合は、同じことをやってはいけません。
小さな会社やお店がLINE公式アカウントで配信するのは、値段以外の情報です。
あなた自身の商品やサービスに対する思いやスタッフの感想や意見などです。
例えば、今回導入したサービスは、こういう点が気に入ったから、導入を決めたとか新商品を仕入しようと思ったのは、ここが決め手だったなどです。
B級グルメの話しや子供の話し、趣味の話しもおすすめです。
セールやキャンペーンの発信も良いのですが、それだけだと、いつも価格だけで他のお店と比べられてしまいます。
価格で勝負するのを、マーケティングでコストリーダーシップ戦略と言います。
ユニクロやAmazonが、この戦略を取っています。
大量に販売する企業に向くやり方になります。
大量に販売することでより安く売り、そのことでライバルよりも多くのお客さんを集めて競争に勝つという戦略です。
より多く、より安くという考えなので、小さな会社やお店に向かないのは、おわかりいただけると思います。
では、値段の勝負しないのは、どういう戦略かと言うと差別化戦略です。
他にないサービスや商品を提供することでライバルに勝つ戦略です。
ところが、今の日本で、ライバルと全然違う商品やサービスを提供するのは、とても難しいのが現実です。
そこで大切になるのが人間性や思いという数字で表すことができない情報です。
世界に一つしかない商品やサービスを提供するのは簡単ではありません。
しかし、あなたという人間は、地球上に一人しかいません。
つまり、他と比べられることがなくなるのです。
あなたという人間を好きになってもらえば、ライバルは関係ありません。
商品のこだわりを気に入ってくれたなら、来店時にそのこだわりをお客さんが質問してくれて盛り上がるかもしれません。
そのようにして、少しずつあなたの思いやこだわりを知ってもらうことで、お客さんに〇〇ならあの店、とイメージしてもらうわけです。
お客様がこのような価格以外の情報を繰り返し知ることで、だんだんあなたのお店や会社に好意を持ってくれるようになります。
やがて、洋服を買うならあの店、髪を切るならあの美容室という風に、他のお店や会社と比べられないお店や会社になっていくのです。
セールばかりでなく、あなたの思いや好きなことも配信しよう
LINE公式アカウントで売上アップする理由
なぜ、LINE公式アカウントで売上アップするのでしょうか?
定期的に情報発信することでお客様との距離が近くなるからです。
顧客管理をきちんと行い、DMなどのハガキを定期的に送っている美容室などでさえ、年数回でしょう。
下手をすると、年1回か2回かもしれません。
もちろん何もしないよりは、はるかに良いです。
ただ、半年に1回や年に1回であなたのお店のことをいつも覚えているでしょうか?
DMが届いた時に「あ、そうそう、〇〇さんのところにまた行こう」と思うかもしれません。
でも、ハガキが届いた時だけで、それ以外の時は、忘れているのです。
ご自分のことを考えてみてください。
気に入っているお店でも、考えてみたら、しばらく行ってないということはありませんか?
忘れられないということは、〇〇ならあの店といつでもすぐに思い出してもらえる状態です。
ところがセールなどの価格情報ばかりだと、どうしても印象が薄くなりますし、記憶に残りません。
最悪、ブロックされてしまうかもしれません。
なので、お客様が読みたくなるような内容を配信することが大切になります。
読みたくなる内容とは、文章が上手とかではなく、個人的な感想や意見です。
価格以外の情報も定期的に送る、それが売上アップの秘訣です。
定期的に配信すること、ただしセールばかり送るのはダメ
LINE公式アカウントはリピート中心だけじゃなく新規顧客の獲得もできる
「LINE公式アカウントはリピートに強い」
この事はすでに活用中の店舗や企業であれば、よくご存じのことだと思います。
お客さんがお得意さんに、お得意さんが上得意さんになることで、自然と売上がアップするのです。
これは比較的イメージしやすいと思いますが、LINE公式アカウントで新規のお客様を増やすのは、なかなかイメージしづらいのではないでしょうか?
GoogleやYahoo!で検索する時に、LINE公式アカウントは弱いので、見つけてもらいづらいのです。
では、LINE公式アカウントで新規のお客様を増やすのは難しいとあきらめるしかないのでしょうか?
そんなことはありません。
バンバン新規のお客様を増やしている事例があります。
どういうやり方をしているのか?というと、LINEで問い合わせをしてもらうようにしているのです。
ある中古車販売店は、ホームページからLINE公式アカウントで問い合わせできるようにしたことで、毎日問い合わせが入るようになったそうです。
LINE公式アカウントで新規のお客様を増やすカギは、問い合わせをしてもらうことなのです。
ホームページやポータルサイト、ブログやYouTube、インスタグラムであなたのお店や会社を知ってもらい、LINE公式アカウントで問い合わせをしてもらう。
相乗効果が出るツールと組み合わせて使う。
これがLINE公式アカウントで新規のお客様を増やすカギなのです。
お問い合わせをLINE公式アカウントにする
LINE公式アカウントは、お客様との繋がりを深く強くするツール
LINE公式アカウントの運用を始めると、売上がアップします。
セミナーを受けてくれた方やサポートしている方から「売上があがりました」という報告をいただくのは、本当に嬉しいことです。
さらに一部の方からこんなこともお聞きします。
「その通りだと思います。LINEでやり取りすると、なぜか仲良くなれるんですよね」
同じやり取りをするのでも、メールでやり取りするのとLINEでやり取りするのとではまったく違います。
実際にやってみないと、わからないかもしれません。
あなたも同じだと思いますが、同じ買うなら、利用するなら、初めての店よりも知り合いの店の方が行きやすいですよね。
さらに、よく知っている人の店なら安心して行くことができます。
LINEでコミュニケーションを取ると、お客とお店という買う側と売る側という感じではなく、友だちのようなフラットな関係を築くことができます。
実は、それこそLINEを活用する大きなメリットなのです。
仲良くなれば「同じ買うならあの店で」となります。
売り込みせずに、自然とリピート率も上がり、客単価もアップします。
これこそLINEを活用する本当の魅力です。
繋がりを大切にしたビジネスは強い、と私は思うのですが、いかがでしょう?
もちろん商品力やサービス、技術を磨くことは大切です。怠けようということを言っているのではありません。
商人として当たり前のことをきちんとやりながら、繋がりを強くして、ビジネスをやりやすくしませんか?という私からの提案です。
やはりビジネスは信頼を積み重ねることが大切だと実感しました。
LINE公式アカウントを運用することで、このことに気づいた経営者が増えている気がします。
コロナの影響もまだまだある方も多いと思います。
今、できることをコツコツやってみませんか?
その一つがLINE公式アカウントです。
ある妊婦さんは、出産のために入院していたけどベッドの上からLINEを配信し続けたら売上が落ちなかったと言われていました。
これは極端な例かもしれませんが、LINE公式アカウントがしっかり運用できているお店は、コロナの影響も少ないようです。
私も改めて「LINE公式アカウント」というツールの魅力に気づくことができました。
あなたも始めてみませんか?
安売りしない真のお客様との関係作りを。
斎藤 元有輝
LINEの専門家としてテレビ朝日に出演。LINE@活用術を出版し、発売1週間で増刷。Amazonの2部門で1位。現在、10刷。日本経済新聞社での講演や資生堂での研修など好評を得ている。大企業から個人事業主まで幅広く講演や研修を行う。また、大阪商工会議所、京都商工会議所、神戸商工会議所を始め各地商工会議所や商工会でも講演を行っている。LINEビジネスセミナーの登壇数は、通算200回以上と日本でトップクラスの実績である。日本一のマーケターと言われる、神田昌典氏が主催する「マーケティング白熱会議」に登壇。高い評価を得た。また、LINE社からも高い評価を受けており、LINE本社や地方でも、セミナーを合同開催した。参加者に満足してもらう事はもちろん、成果を上げてもらう事にコミットしており、「セミナー中にクルマを受注した」参加者もいるほど。自らも中小企業の3代目社長であり、「中小企業を元気にしたい」がミッション。岡山県倉敷市出身。関西学院大学卒。
斎藤さんのLINE@活用術 公式サイト