「ニュースレター」という販売促進ツールをご存知ですか?
ニュースレターを発行することで商売繁盛が実現している事例がたくさん生まれています。
当社では、10年以上前からこの「ニュースレター」をメインにして全国で事業展開をしており、今まで200以上の企業・店舗の成功事例を生み出してきました。
そこで、なぜニュースレターを発行すると商売繁盛が実現するのか?について、株式会社ザッツの米満和彦がわかりやすくレクチャーいたします。
成功するニュースレターの中身は?
ニュースレターは企業や店舗などが「○○○新聞」などのタイトルで定期発行している読み物ツールです。
ニュースレターで強く打ち出すことは、商品やサービス情報ではなく、「人の情報」です。
美容室や飲食店で働く店長やスタッフさんの個人的な情報を発信するようにしてください。
例えば、
おすすめの旅行の話や趣味の話、
家族の話や将来の夢など、店長やスタッフさんの人柄が伝わる内容がおすすめです。
このような情報を発信すると、お客様が親近感を感じます。
同じ趣味の方なら、来店時にその趣味の話で盛り上がるかもしれません。
そのようにして、少しずつ店長やスタッフさんのことを知ってもらうわけです。
お客様がこのような情報を繰り返し読んでいくと、だんだん店長やスタッフさんのことが好きになっていきます。
いつしか、ニュースレターを発行するお店が「好きなスタッフさんがいるお店」に変化していくのです。
商品やサービスよりも「人の情報」を強く打ち出す。
ニュースレターで商売が繁盛する理由
それではなぜ、店長やスタッフさんのことを好きになったら、商売繁盛が実現するのでしょうか?
ここで、消費者の視点で考えてみましょう。
例えば、新しい美容室を探している女性がいるとします。
その女性はどのような判断軸でお店を選ぶと思いますか?
主な判断軸は2つあります。
それは「商品」と「人」です。
「商品」とは、そのお店に魅力的な商品やサービスがあるかどうかという視点と、その商品やサービスの価格が妥当であるかどうかです。
魅力的な商品で価格も妥当であれば、選ばれる可能性は高くなります。
同時に、「人」も重要な判断軸となります。
そのお店に魅力的な商品があったとしても、それを提供する人が胡散臭い印象だったらどうですか?
女性が来店することはないでしょう。
でも、爽やかで感じの良いスタッフさんがいれば、来店する可能性はさらに高まりますよね。
商品やサービスもとても大切な要素ではありますが、それ以上に「そのサービスを提供するのは誰?」なのかがとても大切なのです。
人は好きな人からモノを買う。
ニュースレターは新規客と既存客に効果大!
ニュースレターのおすすめの方法があります。
「商品」の情報はチラシやWEB広告、ポータルサイトなどの「売り込み型広告」に掲載し、「人」の情報はニュースレターなどの「コミュニケーション型広告」に掲載するのです。
この2つの広告を見れば、「商品」の魅力も「人」の魅力も伝わりますから、来店客が増えるのは当然です。
実際に「チラシ+ニュースレター+クーポン券」の3点セットを地域にポスティングして高確率で新規集客に成功したお店も少なくありません。
また、ニュースレターは新規集客だけに効果があるわけではありません。
いつもご来店いただいている既存客にも有効です。
毎月や隔月などの頻度で定期的にニュースレターをお届けすると、店長やスタッフさんの情報がどんどん伝わります。
来店時には会話がはずむようになり、どんどんファン客が増えていきます。
リピート客が増えれば増えるほど、お店の利益率も上がっていきます。
新しいお客様は割引券やクーポン券などのオファーがないと、なかなか来店してくれませんが、リピート客は割引なしでも定期的に来店してくれるからです。
さらに、ファン客は「他の商品」も買ってくれるようになります。
今まで「カット」だけを注文していたお客様が、「カラー」や「パーマ」を注文してくれるようになるのです。
つまり、既存客が増えれば、割引をする必要がなくなるし、集客活動をする必要がなくなるので広告費用も下がりますし、客単価も上がっていくのです。
まさに、メリットだらけの販売促進法といえます。
既存客の客単価が上がる。
ニュースレターは「顧客との絆」を強くする
今、新型コロナウイルスの影響で、日本全国の店舗が売上げ減少に悩んでいます。
そこで、私はクライアントさんを励ます意味で、毎日個別メッセージを送っています。
「コロナの影響はありますか?お互いがんばっていきましょう!」というメッセージを。
すると、ニュースレターを発行しているクライアントさんの多くがそれほど影響を受けていないことがわかってきました。
もちろん、全てのお店が好調というわけではありませんが、半数以上のお店から同じ回答が返ってくるのです。
「たしかにコロナウイルスの影響はありますが、それほど売上げは下がっていません。いつものお客様が今も定期的にご来店いただいているので、大きな影響はありません」
なかには、コロナ問題が起こる前よりも売上げが上がったというお店もありました。
(給付金をもらえないと愚痴っていましたが。笑)
改めて「人と人の絆」の素晴らしさに気づきました。
商品やサービスも大切ですが、やはりビジネスは人と人の間で成り立つことを実感しました。
また、このことに気づいた経営者が多いのか、今弊社が行なっている「ニュースレター作成サービス」への問い合わせが以前よりも増えており、私自身改めて「ニュースレター」という販促ツールの魅力に気づくことができました。
あなたもチャレンジしてみませんか?
お客様との絆づくりを。
株式会社ザッツ 代表取締役 米満和彦
1969年鹿児島市生まれ。
鹿児島大学卒業後、西日本最大手の印刷会社㈱ゼネラルアサヒに入社し、徹底的にマーケティングを学ぶ。
2001年4月、デザイン会社として独立起業するものの、受注に苦戦。その後「売り込み型営業」から「売り込まない営業」にシフトしたところ、全ての見込み客からの受注に成功!この体験をきっかけに販促ツール「ニュースレター」をメイン事業化する。
今では、中小企業・店舗の最大の武器である「人・情熱」を最も的確に訴求できる販促ツール「ニュースレター」作成・指導の第一人者として、全国で「ニュースレター作成サービス」を展開し、200以上の企業・店舗が導入。多数の成功事例を生み出している。
2018年には会社経営において最も重要な要素となる「利益」を拡大するための情報サービス「販促×節税 利益アップ!研究会」を運営開始。日本全国の中小企業・店舗の「利益増大」を実現するために尽力している。
趣味は、サッカー観戦(アビスパ福岡・次女)・宇宙・日本史。妻と娘2人の4人家族。
福岡と東京を中心に活動中!
米満さんのサイト「商売繁盛大辞典」
【著書】
主な著書に「ひと味違う販促企画アイデア集」「0円販促を成功させる5つの法則」「不景気でも儲かり続ける店がしていること」「最新版 売れる&儲かる!ニュースレター販促術」(全て同文舘出版)等がある。