男の子と一緒に見たい!子供も大人も楽しめる映画の選び方とヒントを紹介!

映画制作体験プロデューサー・絵コンテコーチ 渡川修一 趣味・暮らし

小さい子供がいると、「好きな映画が見れない」という悩みを持つ方、多いんじゃないでしょうか。

うちには男の子がいて、彼が5歳になったあたりから、「大人(僕)が好きな映画で、かつ子供でも楽しめそうなものはないか」と手探りが始まりました。

そこで、男の子と一緒に見れる映画や一緒に楽しむためのアイデアについて映画制作体験プロデューサーの私、渡川修一がお話しします。

 

子供と一緒に見たい映画を見つける

子供と一緒に見たい映画を見つける
なかなか子連れで映画館は行けないし、テレビはアンパンマンや機関車トーマスなどに占拠されている・・・

無類の映画好きの私にはツライ状況ではありますが、それでもテレビ放映やレンタルビデオ、ケーブルテレビや動画配信サービスまで、今は映画作品に触れる場所は様々あります。

まずはこういったところから、「子供と見たい自分が好みの映画」を探し出していきます。

吹替版がある作品を選ぶ

「これ見たい!」と思ってもそもそも吹替版が無いと始まりません。
何度か吹替版がなくて断念しました。

ここは外せない必須項目です。

子供に見せても大丈夫かチェックする

ここは2つの意味があります。

1)理解できるか
背景知識を必要とする作品は厳しい。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は時間や時代の概念が必要なので、保留中です。
ただ、ドラえもんのおかげでタイムスリップを理解してきたようなので、近々見たい映画NO.1です。

2)内容的に問題ないか
『ターミネーター』は、1カ所大人のシーン、何カ所か凄惨なシーンがあります。
また、『ダイハード』も頭を撃ち抜くシーンがある。

こうやって前もって自分が知ってる作品なら選別できるけれど、見たことない作品はリスクがあります。

 
結局、テレビのゴールデンタイムにやっている作品が無難ですね。
最初から吹き替えですし、どぎついシーンも少ない(カットされている)。

 

これまで一緒に見てきた映画作品

これまで一緒に見てきた映画作品
さてここからは、実際に子供に見せてみた作品群をご紹介していきます。
それぞれの良かった点と悪かった点も。

息子が最後まで見た映画作品

『インディ・ジョーンズ』シリーズ
『ポリス・ストーリー』シリーズ
『スター・ウォーズ』4以降すべて
『ランボー』※4は凄惨なので注意
『コマンドー』
『シン・ゴジラ』
『メン・イン・ブラック』シリーズ
『ジュラシックパーク』シリーズ
『スピード』
『ミセス・ダウト』

ただ、どこまでストーリーを理解したか怪しい部分もあります。

これらの作品は、「次々と場面が移り変わり、動きをつい目で追ってしまう」のが大きかったと思います。

息子が楽しんだ映画作品

『ホームアローン』シリーズ
『101』
『ベストキッド』新旧両方
『グーニーズ』
『ジュマンジ』
『E.T.』
『ロボジー』

見ながら声を上げて反応したりと、明らかに楽しんで見ていました。

主人公が子供だと興味を持つらしい、ということも気づきました。

やっぱり鉄板!ディズニーやピクサーなど3Dアニメ

『トイ・ストーリー』シリーズ
『Mr.インクレディブル』シリーズ
『ヒックとドラゴン』シリーズ
『アナと雪の女王』シリーズ
『ベイマックス』

など、子供も喜んだ作品は数え切れません。

もう、すべて素晴らしい。
 

 

子供と一緒に映画を見る為のアイデア

子供と一緒に映画を見る為のアイデア

映画を何本も一緒に見たり見せたりしているうちに、いろんな発見もありました。

子供に見せるには、オープニングが重要

見始めたら、意外とオープニングが会話シーンばかりだった・・なんてこともあります。
これだと子供が早い段階で興味をなくしてしまう可能性が大。

例えば・・・
『クロコダイルダンディー』主人公がなかなか出てこない。
『キンダーガートン・コップ』シュワちゃんが幼稚園の先生になるまで、意外と長い。

子供に見せるには、オープニングの掴みは大事です。

おうち映画館にすると新鮮!

子供の興味はやがて、ゲームやYouTubeにも向かいます。

そんな時は、プロジェクターを使って壁一面に投影して映画を楽しむのもオススメ。
すでに見た映画もこれでまた新鮮に楽しむことができます。

週末の上映時間を決める、ポップコーンやジュースを用意するなど、ワクワク感をあおる工夫も大切ですね。

おうちでエンターテイメント感を演出すると子供は大喜びです。

これからの「楽しみ共有リスト」を作る

「見られない」とガマンするだけではなく、「これから見られる」という楽しみに変換するのもいいでしょう。

『カプリコン・ワン』でハラハラドキドキを、
『007』でダンディズムを、
『シャイニング』でぞくぞくする怖さを、
『ロッキー』で愛と挑戦を、
『グリーンブック』で時代背景を、
『ショーシャンクの空に』で不屈の精神を・・・

いっぱい映画を見て、子供といろんなことを一緒に味わいたいなと思ってます。

 

子供も大人も楽しめる映画の選び方 まとめ

まとめるとこうなります。

子供が楽しめる映画ポイント

・吹き替え版
・動きの早い映画
・主人公が子供
・ディズニー鉄板
・オープニングから派手

あれから息子も大きくなりましたが、実はその下にもう一人チビがいまして、状況はまたふりだしに戻ってしまいました。

あと何年かはガマンが続きそうです。

ただ、子供用のアニメや番組も、本気で見ると結構よくできてたりします。
ワクワクするし笑えるし感動だってする。

大人も喰わず嫌いをせず、お互いの歩み寄りが大切ですね!

 
映画制作体験プロデューサー・絵コンテコーチ 渡川修一

【略歴】
渡川修一(おりかわ・しゅういち)
映画制作体験プロデューサー・絵コンテコーチ
広島県の瀬戸内沿いの田舎町で育つ。20歳の時おじいちゃんよりビデオカメラをもらい、知識ゼロ・仲間ゼロ・カメラ1台から映画制作を開始。個人映画の監督作22作、プロデュース多数。第一回JASRAC音楽文化賞受賞(映画「アオギリにたくして」制作委員会)
初めての人だけを対象とした映画制作ワークショップを2003年から全国で開催し、これまで映画作りをアドバイスした人数は1000人を超える。企業PR動画制作や研修も数多く行い、東京オリンピック2020ボランティアさん向けの写真研修講師も務める。ちょっとクリエイティブな、面白ライフスタイルを実践している。
渡川さんのサイト「映画工房カルフのように」

【著書】
『事例で学ぶ1分間PR動画ラクラク作成ハンドブック』(ペンコム)